「『うんとこしょ ごっごいしょ』よっみたいのー」という次男に「読めばいいじゃん、自分で読みな」と返したら本を投げつけ、号泣した。ごめん、ごめん。
おじいさんが願いを込めて植えたかぶは”あまい げんきのよい とてつもなく おおきい かぶ”に成長しました。甘いかどうかは、まだ食べちゃいないのでわからないけど、おじいさんがそう言うならそうに違いない。「うんとこしょ どっこいしょ」ところが、カブは抜けません。なんてったって途轍もなく大きいですからねぇー。おじいさんは、おばあさんに応援を頼んだのですが、それでも、カブは抜けないので孫を呼びます。孫がおばあさんを引っ張って、おばあさんがおじいさんを引っ張って、おじいさんがカブを引っ張って・・・まだまだカブは抜けません。犬を呼び、ネコを呼び、ねずみを呼び、「うんとこしょ どっこいしょ」…。
ナンセンスっぽいところが魅力ですね。
おじいさんのカブが抜けなくて体育座りでションボリしてる姿、不貞寝してる姿、抜けたときの喜びようは尋常ではなく、カブへの直向な情熱を感じます。
感激の極みを体験したおじいさん、どんなカブ料理をこさえるのかしら?暫くは飾っておいて仲間に自慢するのかしら?人気作なので
大型本、英語版―The gigantic turnip
もあります。
おおきなかぶ―ロシア民話
こどものとも傑作集
A・トルストイ再話
訳:内田莉莎子 (うちだ りさこ) / 画:佐藤忠良 (さとう ちゅうりょう)
出版社:福音館書店
ページ数: 28 / サイズ: 27X20cm
初版:1966/06/20
サンケイ児童出版文化賞大賞受賞作品 厚生省中央児童福祉審議会推薦図書
読んであげるなら:3才から 自分で読むなら:小学低学年から
◆内田莉莎子(うちだ りさこ)1928/1997
東京に生まれた。早稲田大学露文科卒業。1964年、ポーランドに留学した。数々の外国児童文学・昔話・絵本を翻訳、紹介。主な訳書に、『てぶくろ』『パンのかけらとちいさなあくま』『ピーターラビットのてがみの本』『ロシアの昔話』『なんでも見える鏡』『マーシャとくま』『しずくのぼうけん』『でてこい ミルク!』『きつねものがたり』『ベーロチカとタマーロチカのおはなし』(以上福音館書店刊)など多数ある。
◆佐藤忠良(さとう ちゅうりょう)
1912年、宮城県に生まれた。東京美術学校彫刻科を卒業。新制作協会創立当初より会員として活躍。1954年、第一回現代日本美術展賞を受賞。1958年、まねかれて中国、朝鮮を訪問。1960年、日本人の顔の連鎖に対して高村光太郎賞を受けた。1981年、パリのロダン美術館で、日本人として初めての個展。絵本には『おおきなかぶ』、童話のさし絵に『ピーパーの星』(以上福音館書店刊)がある。東京在住。
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